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クリーメリスマス。
例えばおれがアマゾンの奥地出身で、クリスマスを心から何とも思っていなく、いつもどおりの日常を過ごそうとし、一人で有意義に過ごした日記でも記そうもんなら、あるはずもない悲壮感をプラスアルファで受け取られ、さらには「一緒に過ごす人、いないのかな?」などと無駄な勘ぐり効果を生んでしまうクリスマスはやはり悪だと思うのだがこれどーよ日本!
まったく恐ろしい風習である。
こんなに。
仙人レベルでどうでもいいと思っているのに。
やはり良くない日だ。
おれの中のクリスマスの良さを強いて炙り出すとすれば、山下達郎のクリスマスイブや、マライヤキャリーのAll I want for Cristmas with youを聴くと気持ちが少し盛り上がる。
それくらいだ。
両方、季節に合ったとてもいい曲だと思う。
よってクリスマスとは。
生活を短歌に置き換えた場合の季語のようなもので、それ以上でも以下でもない。
とまぁ、必死な感じが出れば出るほど怪しい空気に。
怖い怖い。
そんなおれから言えることは。
世界中の子供達おめでとう。
クリスマスは君らのためにある。
でっかい靴下でクリーメリスリス。
子供の頃の。
いい思い出があってよかった。